2010年04月03日

拠りどころを失った温暖化対策法案

時代をリードする総合月刊誌WEDGE4月号(3/20発売¥400)の特集。
伊藤公紀(横浜国立大学大学院工学研究院教授)氏の「IPCC崩壊 それでも25%削減掲げ続けるのか」
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/843

地球温暖化論のウソとワナ

地球温暖化論のウソとワナ

  • 作者: 伊藤公紀、渡辺 正
  • 出版社/メーカー: ベストセラーズ
  • 発売日: 2008/04/26
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



雑誌の方には、赤祖父俊一(アラスカ大学国際北極圏センター名誉教授)氏の「CO2起因論はなぜ正説らしくなったのか」も掲載されている。

正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために

正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために

  • 作者: 赤祖父 俊一
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本



こういう情報をマスコミ(TV・新聞)はほとんど報道しない。TVと新聞だけで世の中のことを分かったつもりになるのは、もはや危険な時代になってしまった。
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2009年12月29日

地球温暖化詐欺 備忘録その6

「1990年代までに何千億円という英米などの政府補助金が、地球温暖化関係の研究に投入されました。助成金の大半は未来の気候を予測するためのコンピューター・モデルの構築に費やされました。しかし、このモデルはどれくらい正確なのでしょう?
 ロイ・スペンサー博士はNASAのマーシャル宇宙飛行センターの気候研究の上級科学者です。卓越した科学的功績によりNASAとアメリカ気象学会に表彰されました」
Dr Roy SpencerDr Roy Spencer
(Weather Satellite Team Leader NASA)
『気候モデルの精度は使われる仮定と同程度しかありません。そして何百もの仮定があります。仮定が一つ間違うだけで予報は大きく外れます』

「気候予想は新しいことではありませんが過去の科学者達は予想能力についてもっと謙虚でした」
"The Weather Machine" BBC TelevisionBBCテレビ”ウェザー・マシーン” (1974)
”コンピューターで気候モデルを作った人々は気候変化を予測する試みに対し懐疑的です。
『人々に影響を及ぼす決断をする場合、未来の気候についての悪い予測は全く予測がないよりも遥かに有害であることがあります。残念ながら、ウェザー・マシーンは複雑で十分理解されていないため、信頼に足る予測はできません』”
「全ての気候モデルは太陽や雲ではなく、人為的CO2が気候変動の主原因だと仮定しています」
Professor Tim BallProfessor Tim Ball (Dept of Climatology University of Winnipeg)
『私がよくする譬え話なんですが、車の調子が悪いときにエンジンを無視して(太陽のことです)トランスミッションも無視して(水蒸気のことです)右後ろタイヤのナットを調べるようなものです(人類の排出するCO2のことです)。
それくらいひどい科学なんです』
Professor Ian ClarkProfessor Ian Clark (Dept of Earth Sciencse University of Ottawa)
『気候システムを理解するということは宇宙線・太陽・CO2・水蒸気・雲などの全ての要素を理解するということです。つまり、それら全てが揃わなければ、気候モデルには何の価値もありません』

「気候の予測の幅は大きく異なります。この差異は、各モデルが根拠としている仮定のわずかな違いから生じます」
Professor Carl WunschProfessor Carl Wunsch
(Dept of Oceanography Massachusetts Institute of Technology)
『気候モデルはとても複雑なので、時々面白くなるように調整することもあります』
Professor Ian ClarkProfessor Ian Clark (Dept of Earth Sciencse University of Ottawa)
『モデル制作者と共に働き、私もモデリングをやりますが、数理モデルと合わせて変数を調整すれば、どんなモデルでも作れます。数値を調整すれば、より暖かくすることも、冷たくすることもできます』

「あらゆる気候モデルは人為的CO2を温暖化の原因と仮定しているのでより印象的な予測を出す方法は明らかです。大気中へ放出される人為的CO2の仮定量を増やすことです」
Professor Patrick MichaelsProfessor Patrick Michaels
(Dept of Environmental Sciences University of Virginia)
『私達は入力する二酸化炭素の増加量を年間1%としました。過去10年間の増加量は年間0.49%でした。その前の10年間は年間0.42%でした。
さらに前の10年間は年間0.43%でした。つまり、気候モデルでは実際の2倍の温室効果ガスによる温暖拡散が起きます。現実よりも温暖化させた予測で人々を動揺させるべきではありません』
「気候モデルでは50年とか100年後の気温を予測します。気候の長期予測に固有の特徴とは、予測が間違っていると証明されるのは人々がすっかり忘れた後だということです。
 その結果、気候モデル制作者は面白さを追求し正確さに気を遣わなくなるという危険性があるとカール・ワンチ教授は指摘します」
Professor Carl WunschProfessor Carl Wunsch
(Dept of Oceanography Massachusetts Institute of Technology)
『科学コミュニティの中でさえ問題視されています。複雑なモデルを使って何かしたとします。
例えば、海に大量の氷を溶かして何も起らなかったら、それは出版されないでしょう。
しかし、同じモデルを使って何かドラマティックなことが海流の循環に起るように調整したとします。例えば、熱輸送を無くしたりします。それは出版されるでしょう。”これは面白い”と人々は言うでしょう。メディアにも取り上げられるでしょう。つまり、偏向があるんです。メディアにも科学コミュニティにもドラマティックな調査結果を非常に好む傾向があります。
地球が氷で覆われるというのはずっと面白いストーリーです。例えば、地球は常に変動していてマスフラックス(質量流束)は10%増加したり20%減少したりするが、いつかは元に戻るというような話よりもです。あなたなら、どちらの記事を書きますか? つまりはそういうことです』
「素人目には、コンピューターモデルは印象的で、乱暴な推測でも厳密な科学に見えたりします。そしてメディアに壮大なストーリーのネタを大量に供給します」
Nigel CalderNigel Calder
(Former Editor, New Scientist)
『ベテラン・ジャーナリストとして私が驚いたのはジャーナリズムの最も初歩的な原則が無視されていることです。
”人為的地球温暖化説によりジャーナリズムに新たな部門が生まれました”
全く新しい世代の記者、環境ジャーナリストが生まれたのです。もし地球温暖化説がゴミと化したら、環境ジャーナリストの仕事も同様でしょう。それくらい未熟なのです。そして報道は益々ヒステリックになっています。まだ頑迷なニュース編集者がいてこう言いふらしています。”5年前にあなたが言ってたことだが、ますます悪化してる。次の火曜日までに海抜が10フィート上がりそうだ”
彼らはどんどんヒステリックになる必要があるのです』
「暴風雨やハリケーンが来る度に地球温暖化のせいにすることが、メディアでは普通になっています。しかし、科学的根拠はあるのでしょうか?」
Professor Richard LindzenProfessor Richard Lindzen
(Dept of Meteorology Massachusetts Institute of Technology)
『ただのプロパガンダです。気象学のどの教科書にも書いてありますが、気象撹乱の主原因は熱帯と極地の気温差です。世界が温暖化すると気温差は縮小すると言われています。
つまり、荒天は減るでしょう。変動性も減少するでしょう。しかし、なぜかこのことは破滅的だとは見なされていません。つまり、(報道とは)正反対なんです』
「穏やかな気温の上昇でも北極の氷冠が破滅的な勢いで溶け出すとよく報道されています。地球の気候の歴史を振り返って確かめてみましょう」
Professor John ChristyProfessor John Christy
(Dept of Atomospheric Science University of Alabama in Huntsville)
『数千年間のグリーンランドの気温記録を入手しました。ちょうど千年前、グリーンランドは現在よりずっと温暖でした。しかし、ドラマティックに氷が溶けるような出来事はありませんでした』
Professor Philip StottProfessor Philip Stott (Dept of Biogeography University of London)
『永久凍土について話してみましょう。例えばロシアの森の下には巨大な永久凍土の氷層があります。7〜8千年前は現在よりもずっと多く溶けていました。つまり、歴史的に繰り返されてきたことで、それで世界が終わったりしなかったでしょう?』

「シュンイチ・アカソフ(赤祖父俊一)はアラスカの国際北極研究所(IARC)の所長です。IARCは世界をリードする北極研究所です。アカソフ教授は、氷冠は時間経過と共に常に自然に拡大したり縮小していると主張しています」
赤祖父俊一 Professor Syun-ichi Akasofu赤祖父俊一 Professor Syun-ichi Akasofu
(Director, International Arctic Research Centre)
『大きな氷の塊が南極大陸から崩落するのをよく報道しています。こういったことはずっと起きて来たはずですが、今は衛星があるので、見つけることができるのです。それでニュースになるわけです』

「1990年代、NASAの気象衛星により極地の海氷が自然に大きく拡大したり縮小したりするのが分かりました」
『よく地球温暖化を扱うテレビ番組で氷河の端から巨大な氷の塊が落ちるのを放送していますが、人々は氷が常に動いていることを忘れています』
「ニュースで北極の端から氷が崩落する映像を放送しますが、イギリスの秋の落ち葉のように北極ではこれが普通の出来事だとは報道しません」
赤祖父俊一 Professor Syun-ichi Akasofu『”氷山から氷が落ちるのを見ましたか?”と聞かれたら、”はい、春の到来です。毎年起きていますよ”と答えています。
”温暖化による災害について言いたいことはありますか?”と記者団によく聞かれますが、”ありません”と答えています』

正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために

正しく知る地球温暖化―誤った地球温暖化論に惑わされないために

  • 作者: 赤祖父 俊一
  • 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
  • 発売日: 2008/06
  • メディア: 単行本

posted by 三森羊一 at 13:33 | TrackBack(0) | 地球温暖化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月10日

地球温暖化詐欺 備忘録その5

「マーガレット・サッチャーにとってエネルギーは政治問題でした。70年代初頭のオイルショックで世界は不景気へ突入しました。炭坑夫はテッド・ヒース率いる保守政権を崩壊させました。サッチャーは同じことが起きないように、炭坑夫の影響力を破壊しようと決心しました」
Margaret ThatcherMargaret Thatcher
”この国で私達が目にしているのは、組織化された革命的少数派の出現です。労使紛争に付け込もうとしていますが、彼らの真の目的は法と秩序の破壊であり、民主的議会政治の破壊です”
Nigel CalderNigel Calder
(Former Editor, New Scientist)
『こういった問題の政治化は、マーガレット・サッチャーから始まりました』
Load Lawson of BlabyLoad Lawson of Blaby
『彼女は原子力の推進に非常に関心がありました。私がエネルギー省大臣だったときのことです。気候問題が話題になるずっと前のことです。彼女はエネルギー安全保障を心配していました。中東も炭坑労働組合も信用しませんでした。つまり石油も石炭も信用しませんでした。
それで原子力を推進しなければならないと考えていました。気候変動とか地球温暖化が話題となったとき彼女は、これは良いと思ったのです。CO2を排出しないから論拠になる、原子力に向かうべき理由になると。これがおおよそ彼女が実際に言っていたことです。それ以降、事実はねじ曲がって行きました』
Nigel CalderNigel Calder
(Former Editor, New Scientist)
『サッチャーは英国王立協会に行って、科学者たちに言いました。
”お金は用意してある、これを証明して欲しい”
もちろん、科学者たちはやりました』
Professor Philip StottProfessor Philip Stott (Dept of Biogeography University of London)
『政治家が名前を出して何かを支援したりするとお金が流れ込むのは当然です。そのようにして調査・開発組織が泡のように立ち上がり、二酸化炭素と気温の関係に重点を置いた気候調査が行われることになりました』

「サッチャーの要請で、英国気象庁は気候モデル部門を設立しました。それが新しく国際委員会となる、気候変動に関する政府間パネルIPCCの基礎となりました」
Nigel CalderNigel Calder
(Former Editor, New Scientist)
『彼らが最初に発表したレポートは地球温暖化の結果、気候災害が起るという予測でした。私は記者発表を見に行ったのですが、2つのことに驚きました。1つ目は、メッセージは単純かつ雄弁で発表は活気に満ちていました。
2つ目は、それまでの気象科学を完全に無視していることでした。たった数ヶ月前の王立協会の会議では太陽の役割が主題だったにもかかわらずです』
「環境問題として人為的CO2に注目したのはサッチャーだけではありませんでした」
Nigel CalderNigel Calder
『環境保護思想にとっても都合の良いものでした。私は中世環境主義と呼んでいます。”中世の頃の暮らしに戻ろう、忌まわしい車や機械をなくそう”とか。彼らは大変気に入りました。CO2とは工業化の象徴だったからです
Professor Frederick SingerProfessor Frederick Singer
(Former Director, US National Weather Service)
『明らかにCO2は工業ガスであり、経済成長、車による輸送など、いわゆる文明と関係しています。環境運動には、単に経済成長に反対している勢力があるのです。
彼らはそういったものを悪だと考えているのです』
Professor Philip StottProfessor Philip Stott (Dept of Biogeography University of London)
『既にあった神話の正当化に使われたのです。反自動車、反成長、反開発、そして何よりも大悪魔アメリカ、反米です』

「パトリック・ムーアは彼の世代の環境運動の第一人者です。グリーンピースの共同設立者です」
Patrick MoorePatrick Moore
(Co-founder, Greenpeace)
『焦点が気候へ移ったのは2つの理由からです。1つ目は、80年代中頃までには大多数の人々は私達環境活動家の主張のうち合理的なものには全て賛同していました。
大多数の人が賛同しているのにそれと対立的になるのはとても困難です。そして反体制を続ける唯一の道は今まで以上に過激な立場を取ることでした。私がグリーンピースを去ったとき、世界中で塩素を禁止するキャンペーンをするか決めている最中でした。私はこんな風に言いました。”君たち、これは元素周期表に載ってる元素の一つだよ””一元素全てを禁止しようとするのが私達の役割なんだろうか”
環境過激派が現れたもう一つの理由は、世界中で共産主義が失敗したからです。ベルリンの壁が崩壊し、多くの平和運動家や政治活動家は環境保護活動へと移行しました。新マルクス主義を持ち込み、環境保護用語の使い方を身につけました。そうしてエコロジーや科学ではなく、反資本主義や反グローバリゼーションに関係したアジェンダ(行動計画)を巧みに覆い隠しました』
Load Lawson of BlabyLoad Lawson of Blaby
『左派は社会主義とマルクス主義の失敗により少し方向性を失っていました。したがって、彼らは昔と同じように反資本主義者のままですが、反資本主義を隠す新たな口実が必要でした』
Nigel CalderNigel Calder
(Former Editor, New Scientist)
『それは驚くべき一種の同盟関係でした。右派のマーガレット・サッチャーから極左の反資本主義・環境活動家までです。それがおかしな思想を背景にこの様な勢いを作りだしました』

「1990年代初頭、人為的地球温暖化は少しも奇抜な説ではなくなりました。それは本格的な政治キャンペーンでした。メディアの注目を集めた結果、政府助成金が増えました」
Professor Richard LindzenProfessor Richard Lindzen
(Dept of Meteorology Massachusetts Institute of Technology)
『ブッシュ・シニア以前の気候や気候関連科学への助成金は年間170億円程度だったと思います。この分野の規模としては妥当です。それが年間2000億円に跳ね上がりました。
10倍以上になりました。ええ、それで大きく変りました。つまり・・・仕事がたくさん増え、本来なら関係のない新しい人々が流入しました。彼らが興味を持っている分野は、地球温暖化だけでした』
Nigel CalderNigel Calder
(Former Editor, New Scientist)
『例えば、私がサセックスのリスを研究したいと思ったら1990年以降であれば研究費申請書にこう書きます。
”地球温暖化の影響に関するリスの採集行動について調査したい”
これなら資金を得られるでしょう。もし地球温暖化に言及するのを忘れたら資金は得られないかもしれません』
Professor Frederick SingerProfessor Frederick Singer
(Former Director, US National Weather Service)
『この小さな科学分野に巨額の資金が投入されたことで、科学全体の取り組みが歪められたのは確かだと思います』
Professor Richard LindzenProfessor Richard Lindzen
(Dept of Meteorology Massachusetts Institute of Technology)
『みんな資金を得るために競争しています。もしあなたの研究分野が話題の中心なら、資金の必要性を説明するのは簡単でしょう』
posted by 三森羊一 at 22:20 | TrackBack(0) | 地球温暖化 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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