その後、環境(エコ)についての報道では、割り箸が熱帯雨林を破壊していると喧伝され、それを信じてマイ箸を使っていたところ、槌田 敦先生の著作で実は割り箸は国内間伐材の有効利用であって、熱帯雨林を破壊していないと分かったりした。このような経験をしているので、『マスコミは当てにならないな』という感覚は数十年来のものだ。
とにかく、マスコミは何か問題が起こるとセンセーショナルに取り上げるが、長期に渡っての追跡や検証など行なわないから、何が正しいのかを探ろうとした時には、書籍に頼らざるを得ない。昨今ではインターネットの普及で情報その物は賛否両論とも容易に参照できるが、それらも元は何らかの著作物であることが多いはずだ。
さて、地球温暖化の話だが、私が『その原因がCO2だという話はまだ可能性の段階だから(温室効果ガスは他にもある)、現時点で国がCO2の対策だけに大金を投じるのは疑問だ』と言うと、『地球がどうなっても良いんですか!?』と詰め寄られたり、『鳩山首相が実現の見通しも無いのに、国際公約で25%削減と宣言したのは失敗だ』と言うと、『それは技術革新で何とかなるんじゃないの?』と複数の人間から返されたり・・・マスコミの主張の浸透(=洗脳)は恐ろしいほどだ。しかし、それにしか接していなければ、そうなってしまうのは当然ではある。
でも、それこそ、『それで良いんですか?』なのだが・・・。